『南薩線』のレコード

南薩線が存廃問題で揺れていた昭和58年。
『南薩線』と名付けられた歌が生まれました。
南薩線で通学した地元出身者が郷愁を込めて書いた詩に、
アマチュアバンドがフォーク調の曲を付けて演奏し、
レコードも自費プレスされました。


ジャケット表面
写真の駅は南多夫施駅、車両はキハ106。
「でねんも走ってたもいやんせなあ・・・」
(来年も走ってくださいね・・・)という願いが書かれている。
「あんとみレコード」という自主レーベルで、定価は700円だった。


このレコードを企画した作詞者・安藤恵人さまから許可を頂き、「南薩線」の歌詞を載せる事ができました!

南薩線

作詞:安藤恵人 作曲:かわなべとみを

ガタゴトン ガタゴトン ゆらりゆられて 南薩線 南薩線
おじいさんと おばあさんが ゆらりゆられて 南薩線 南薩線(※)

真っ赤な夕日に 照らされて 一両列車が駆けてゆく
錆びたレールと 無人駅 心と心が結び合う
焼酎飲みあう 笑顔と笑顔 黄色い灯りにゆれている
勤め帰りの体と体 疲れいやすよに ゆれている

(※)リピート

時間にルーズな お客には すぐには出さない機関士さん
落書き思い出 君と僕 103号の傘いくつ
巣立って去りゆく 若者に キバレキバレと笛は鳴る
出稼ぎ帰りの人たちに 安らぎ与え 笛は鳴る

(※)リピート

砂丘の風を 撫でるよに マッチ箱列車が突っぱしる
甘藷畑と 松林 ほかに何もない景色です
朝夕混みあう だけの列車でも なくてはならぬディーゼルだ
ときには上らぬこともあるが それでも愛する ディーゼルだ

(※)リピート

南薩線、南薩線・・・


(追加情報!)
このレコードが、南薩線現役当時の写真も一緒に収められたDVDとして復刻されました!
南さつま市にある、海を学ぶ、海を遊ぶ、海の冒険館「笠沙恵比寿」の発行です。

なお、こののDVDは笠沙恵比寿のほか、日置市日吉町日置にある
「日吉ふるさと館 毘沙門」でも販売しているとの事です(10年9月27日現在)


ジャケット裏面
歌の歌詞と楽譜。






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